こんにちは、Kotaです!

ローカルLLMの性能はどこまで進化しているのでしょうか?
今回は、先日大きな話題を呼んだ「Gemma 4 26B(MTP版)」をローカル環境で動かし、AIエージェントツール「Claude Code」と連携させて、「ブラウザで遊べるテトリス」をゼロから作らせてみた検証結果をご報告します。
結論から言うと、一切のバグなしで、たった54秒でテトリスが完成しました。
検証環境と使用ツール
- LLMサーバー: llama.cpp (Gemma 4 26B A4B Q4_K_XL + MTPドラフター Q8_0)
- AIコーディングエージェント: Claude Code
- マシン環境: VRAM 16GB環境(RTX 5060 Tiなど)
前回の記事でも紹介した通り、MTP(Multi-Token Prediction)を有効にしたGemma 4は、ローカル環境でも毎秒90トークン以上という爆速の生成スピードを誇ります。
Claude Codeとの連携設定

Claude Codeは通常、Anthropic社のAPIを使用しますが、カスタムプロバイダとしてローカルのllama-server(互換API)を指定することが可能です。
これにより、AI自身がコマンドを実行したり、ファイルを自動作成したりするエージェント機能を、完全無料でローカルLLMに実行させることができます。
検証1:テトリスをゼロから作らせてみる
早速、以下のプロンプトを与えてみました。
「ブラウザで遊べるテトリスを作って。ツールを使って index.html, style.css, script.js の3つのファイルを作成・保存して」
明確に「ツールを使って保存しろ」と指示することで、Claude Codeが直接ファイルを書き出してくれます。
驚愕の生成スピード

裏で動いているllama-serverのログを確認すると、生成速度は毎秒90トークン以上。
クラウドAPIの場合、混雑時の制限や通信ラグで生成が遅くなることがありますが、ローカルMTPならこの爆速スピードのまま安定して出力され続けます。
結果として、たったの54秒で3つのファイルの生成と保存が完了しました。
動作確認:一発で動くのか?

生成された index.html をブラウザで開いてみると……なんと、バグなしで完璧に動作しました!
ブロックの回転、ライン消し、スコア計算まで、テトリスの基本ロジックがすべて正しく実装されていました。ローカルのモデルがこれを一発クリアするとは、本当に恐ろしい進化です。
検証2:オリジナル機能(お邪魔ブロック)の追加
ベースが一発でできたため、さらに難易度の高い要求を出してみました。
「新しい機能として『お邪魔ブロックハプニングモード』を追加してください。一定時間おきに、通常操作しているブロックとは別に、お邪魔ブロックがランダムな位置から高速落下してくる仕様にしてください。」
通常のテトリスは「常に1つのブロックだけが落ちる」設計ですが、別のブロックを独立して降らせるには、メインループの根本的な拡張が必要になります。
AIの長考と軌道修正
1回目の実行では、さすがに難易度が高すぎたのかAIがコードの修正箇所を絞りきれず、8分間にわたって延々と推論のループに入ってしまいました。
そこで一度プロセスをキャンセルし、全く同じプロンプトをもう一度投げてみました。
すると、今度は見事に方針を固めたようで、たった2分でコードの修正を完了させてしまいました。
動作確認:カオスなハプニングモードの完成
再度ブラウザをリロードしてプレイしてみると、プレイ中に突然、操作不能な別のブロックが空から降ってきて盤面に突き刺さりました!
「落ちたブロックが盤面に食い込んでいる」という少々ご愛嬌な見た目のバグはありましたが、ゲームの進行(メインループ)自体は壊れることなく、完全に別のオブジェクトを並行して落下させるという高度な要件を見事に実現していました。
まとめ
「AIにコーディングさせるならクラウドAPI」という常識が、急速に覆りつつあります。
Gemma 4のような高性能モデルとMTPの組み合わせにより、ローカル環境でも実用的なAIエージェントを爆速で動かせる時代が到来しました。
みなさんもぜひ、自分だけのローカルAIプログラマーを召喚して、オリジナルゲームの制作に挑戦してみてください!
詳細はYouTubeの動画でも解説していますので、ぜひご覧ください!

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